広沢映像学校ブログ

近年、TikTokが若者を中心に大変な人気を集めています。しかし、SNSの世界は日進月歩で、新しいプラットフォームが次々と登場しています。TikTokの次に流行るであろう、次世代のSNSトレンドについて考察していきましょう。

VR（仮想現実）とAR（拡張現実）を活用したSNS

VRやAR技術の進化により、現実世界とデジタル空間が融合するSNSが登場しています。例えば、Facebookが開発中の「Horizon Workrooms」は、VR空間でのコラボレーションが可能なプラットフォームです。また、ポケモンGOの開発元Nianticが提案する「Lightship」は、AR技術を活用した次世代のソーシャル・ゲーム・プラットフォームです。これらの技術が一般化することで、より没入感のあるSNSが広がるでしょう。

AI（人工知能）を活用したコンテンツ生成

AI技術の進化により、自動で文章や画像、音楽などのコンテンツを生成できるようになっています。これを活用したSNSが登場することで、個々人のコンテンツ制作の敷居が下がり、さらに多様な表現が可能になるでしょう。また、AIがユーザーの好みを学習し、パーソナライズされたコンテンツを提供することも期待されます。

プライバシー重視のSNS

プライバシー問題がクローズアップされる中、ユーザーのプライバシーを重視したSNSが台頭しています。匿名で利用できるプラットフォームや、エンドツーエンド暗号化を採用したコミュニケーションアプリなどが注目されており、今後もこうしたニーズが高まるでしょう。

デジタルアートやNFT（非代替性トークン）を活用したSNS

デジタルアートやNFTの市場が拡大する中、これらを活用したSNSも登場しています。例えば、アート作品の投稿・販売が可能なプラットフォームや、NFTを介したソーシャルゲームなどが盛り上がっています。これらの技術が一般化することで、クリエイターやアーティストが新たな収益源を確立し、SNSのエコシステムが拡大するでしょう。

オーディオベースのSNS

Clubhouseの登場により、オーディオベースのSNSが注目されています。テキストや画像、動画に代わる新しいコミュニケーション手段として、オーディオコンテンツがますます普及していくでしょう。既に、TwitterやFacebookなどの大手SNSもオーディオ機能を追加しており、特に日本では「voicy」「stand.fm」などがどんどん人気を集めています。今後もオーディオベースのSNSが増えることが予想されます。

まとめると、次世代のSNSトレンドは、VR/AR技術、AI技術、プライバシー重視、デジタルアート/NFT、オーディオベースなど、多岐にわたっています。これらの新しい技術や機能が、ユーザーのコミュニケーションや情報発信の方法を大きく変えることが期待されています。