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動画編集ソフトって結局、premiere proとDaVinci Resolveってどっちがいいの?

動画編集ソフトって結局、premiere proとDaVinci Resolveってどっちがいいの?

2023年07月03日 23:47

1. Premiere Proのメリットとデメリット

メリット

多機能性と拡張性

Premiere Proはその高度な多機能性と拡張性から映像編集のプロフェッショナルたちに愛用されています。基本的なカット編集からエフェクト、カラーグレーディング、オーディオ編集など、映像制作に関わるあらゆる作業がこの一つのソフトウェア内で可能です。また、After EffectsやAuditionなど他のAdobe製品との連携もスムーズなため、クリエイティブな作業がより効率的に行えます。

種類豊富なチュートリアルと学習リソース

Premiere Proのユーザーベースの大きさから、さまざまなチュートリアルや学習リソースが豊富に用意されています。YouTubeやAdobeの公式サイトでは、基本的な操作から高度なテクニックまでを学ぶことができる教材が提供されています。

デメリット

初心者にとっての高度な操作性

Premiere Proの豊富な機能と多機能性は、その一方で初心者にとっては複雑で扱いにくいと感じる可能性もあります。特に、ワークフローが複雑なプロジェクトでは、操作性の難しさが障壁となることもあります。

コスト

Adobe Premiere Proは月額制のサブスクリプションモデルを採用しています。これは、一定のコストを必要とします。低予算で運営している中小企業や個人ユーザーにとっては、このコストが大きな負担となることもあります。

2. DaVinci Resolveのメリットとデメリット

メリット

高度な色補正機能

DaVinci Resolveは、映画業界で最も信頼されている色補正ツールを内蔵しています。色彩の細かな調整から、より高度なカラーグレーディングまで、このソフトウェアを使用すれば、映像に深みとリアリティを与えることが可能です。

コストパフォーマンス

DaVinci Resolveの大きな魅力の一つは、そのコストパフォーマンスの高さです。基本的な映像編集機能を備えたバージョンは無料で使用でき、有料のStudio版でも一度の購入で永続的に使用可能です。これは長期的に見ればPremiere Proのサブスクリプションモデルよりもコストを抑えることができます。

デメリット

インターフェースの複雑さ

DaVinci Resolveのインターフェースは、機能的には非常に高度ですが、それが故に初心者にとってはやや複雑に見えることもあります。ワークフローを理解し、機能を使いこなすためには、一定の学習時間が必要となるでしょう。

Adobe製品との連携

Premiere Proと比べると、DaVinci Resolveは他のAdobe製品との連携がやや弱いと言えます。特にAfter EffectsやPhotoshopとの直接的な連携が欠けているため、これらのソフトウェアを頻繁に使用する場合は作業効率が低下する可能性があります。

3. どのようなスタイルを目指すか?

Premiere Proは、その多機能性とAdobe Creative Cloudとの統合性から、多様な映像編集技術を習得し、自由にクリエイティブな表現をしたい人に向いています。また、長編映画やCMなど、多くのプロジェクトで使われているため、プロの映像制作業界で活躍したい人には特におすすめです。

一方、DaVinci Resolveは、特に色補正とグレーディングの機能が優れているため、映像の色調を細かく調整したい人、映画のような美しい映像を作りたい人におすすめです。また、無料版でも基本的な編集機能が揃っているため、初めて映像編集に挑戦する人や予算が限られている人にも良い選択と言えます。

しかし、どちらのソフトウェアも使いこなすには時間と練習が必要です。そのため、どちらを選ぶか決めたら、一つのソフトウェアに集中してその使い方を習得することが重要です。それにより、より効率的に映像編集の技術を身につけ、自分の目指す映像作成ができるようになるでしょう。

4. 理想のクリエイターの真似をしてみる

あなたが尊敬するクリエイターがどのソフトウェアを使用しているかを確認し、そのスタイルを模倣するのも一つの方法です。

自分が尊敬し、目指すクリエイターが使用しているソフトウェアを学ぶことは、自分のスキルを高める上で非常に有益な手段です。特に、そのクリエイターが何を考え、どのようにそのソフトウェアを使用しているのかを理解することは、自分の技術を磨く上で非常に役立ちます。

また、模倣するだけでなく、自分がどのようにそのソフトウェアを活用できるかを探求することも重要です。Premiere ProやDaVinci Resolveは非常にパワフルで、ユーザーのクリエイティビティ次第で無限の可能性が広がっています。したがって、他のクリエイターがどのようにソフトウェアを使用しているかを見ることで、そのソフトウェアの新たな使用方法や機能を発見するきっかけにもなります。

そして何より、自分が選んだソフトウェアを使って何を作りたいのか、何を表現したいのかを常に意識することが重要です。その意識があることで、技術的なスキルを身につけるだけでなく、自分だけのオリジナルな作品を生み出す力も育つでしょう。それはあなたがPremiere Proを選んだのか、DaVinci Resolveを選んだのかに関わらず、真に価値あることです

まとめ

映像編集ソフトウェアの選択は、初めての初心の動画クリエイターにとっては難しそうに感じるかもしれません。しかし、重要なのは皆さんが何を作りたいか、そしてどのようなスタイルを目指すかを明確にすることです。Premiere Proは業界標準であり、その多機能性は非常に魅力的です。一方、DaVinci Resolveは色補正とグレーディングに特化しており、基本版は無料で利用できます。

どちらを選んでも、一定の学習期間が必要となりますが、自分の目指すスタイルに合わせた選択をすることで、最終的にはあなたのクリエイティビティを最大限に引き出すことができるでしょう。尊敬するクリエイターがどのソフトを使っているかを調べ、そのスタイルを模倣することも学びとなります。

この記事を書いたのは

keisuke_ohnishi