最近、YouTubeの視聴者数が減少していると言われてます。今回は、Youtubeの視聴者離れの3つの理由を詳しく解説していきます。その3つの理由とは、「視聴者のニーズの変化」「YouTuberの投稿コンテンツの多様化」「動画投稿者の不適切な動画投稿」です。また、講演の最後には、視聴者離れを防ぐためのヒントもお伝えします。では、視聴者離れの原因を一緒に考えていきましょう!
はじめに
Youtubeの視聴者数の減少は、統計上でも明らかです。Forsythia Research社のレポートによると、2020年のYoutubeの推定総視聴者数は26億4500万人で、2019年と比較して視聴者数が4.76%減少していることがわかりました。減少の原因はまだ完全に特定されていませんが、既存の動画の下降傾向と新しいコンテンツの不在によるものと推測されます。Youtuberだけでなく、動画クリエイターも同じ問題を経験している可能性が高いと言えます。また、YouTuberの収入源も減っていると言われています。
その主な原因として、
Youtube以外の動画サービス(Netflix、Amazonプライム、AbemaTV)でも広告を出せる様になったことが挙げられます。当たり前ですが、広告主は、よりターゲットにリーチして、認知、購入に繋がる場所に広告を出します。
次に、Youtubeへの参入障壁が小さいため、すでに認知度ある芸能人、有名人が参加して、視聴者を奪い合うことになります。最近では、テレビ局自体がYoutubeチャンネルを運営しています。
他にも。規約の変更で、一気に収入源を絶たれる可能性もあります。
以上を踏まえて、視聴者を減らす3つの理由とは、
- Youtube視聴者のニーズの変化
視聴者は、量よりも質の良い映像に意識を向ける様になりました。
最近の視聴者は、単なる時間つぶしではなく、より多くの情報を提供する動画を見る傾向があります。また、自分のニーズや興味に直接応える、ユニークで新鮮なコンテンツを提供するYoutubeチャンネルを探し続けています。ひと昔前の、Youtubeであればチャンネル登録さえしておけば、新しい動画がアップされるとおすすめに出てきたのですが、最近では、レコメンド機能が働き、前に見たことがあるチャンネルの動画が多くなります。筆者もビーバーの赤ちゃんの動画を見たら最後、いろんなもふもふ系の動物の動画がおすすめに現れ始めています(笑)つまり、チャンネル登録されたから大丈夫という時代は終わりを告げ、ショート動画などで一度でも、自分たちのチャンネル動画を見てもらうことが重要となってきます。 - YouTuberのコンテンツの多様化
現在、多くのコンテンツクリエイターがコンテンツの多様化を進めています。これは、一部のYouTube視聴者が特定のチャンネルが提供するコンテンツに集中しているため、問題を引き起こす可能性があります。ある視聴者は、自分が好きな特定のトピックに関連したコンテンツしか見たがらず、そのニッチ以外のコンテンツは見ようとしません。クリエイターがさまざまなタイプのコンテンツを作り続けることで、多様なコンテンツを好まない視聴者がいなくなる可能性があります。 - 投稿者によるバズを狙った不適切な動画投稿
残念ながら、一部のYouTube投稿者は、不適切なコンテンツやYouTubeの基準に準拠していない動画を投稿することに頼っています。このような行為は、しばしば垢BANや禁止につながり、動画やチャンネルが削除されることになります。その結果、視聴者はその動画にアクセスすることができなくなり、視聴者の減少につながります。また、広告側からするとそんな動画に広告を掲載することでイメージダウンにもつながるため、広告を出す企業側も慎重にならざるを得ません。バズを狙っても広告主が離れるという本末転倒になってしまいます。
結論
視聴者がYoutubeから離れる理由について、視聴者のニーズの変化、YouTuberが投稿するコンテンツの多様化、動画投稿者によるバズを狙った不適切な動画などが、Youtubeからの視聴者数減少が起きている主な理由とされており、動画を投稿する側としては、考慮すべき点と言えます。当たり前のことですが、視聴者離れを防ぐには、視聴者のニーズを理解し、YouTubeが定めるルールや規則を遵守することです。